治療法
お灸治療
治療は必ず全身を拝見検査(前面、背面、側面)して、動きなど状態を確認した後に、
反応がでているところに施術していきます。
からだのどの部位の症状でも、温灸で全身調整をした後に患部を治療していきます。
痛みの場合は治療前にからだの動きを確認して、治療後にも動き(歩行状態やその部位
の変化)などを確認しています。

◆温灸での全身調整とその効果
暖かさがからだの中にしみてくるような心地よさを感じていただけます。
① 全身の緊張が頭から足まで、からだの内側から緩んできますのでからだの歪みが改善されてバランスが整ってきます。
② 自律神経系の調整により副交感神経が優位になりとてもリラックスできて精神的な疲労がとれてきます。
③ 背部と表裏である内臓、婦人科系へ効果が波及していきます。
④ 血液で栄養されている細胞への血流促進、免疫力UP効果があります。
⑤ 日頃、消耗している「気の補充」ができることにより気力UPして若々しくいられます。
◆透熱灸の効果
多くは腰痛や、あらゆる痛みをとる場合に施し、温灸後もまだ反応が残っている場合に使います。
もぐさをゴマ粒大にひねって直接、肌にすえていきます。
主に疲労が強い方や、あらゆる痛みにたいへん効果があります。
反応が無くなって、このお灸をしなくてもよい状態になれば痛みや不調は改善されます。
➡腰椎などが弱くなっていると、それをカバーするために脊柱起立筋や何層にもなっている
筋肉が張ってからだを支えていますので、前屈や背屈時に痛みがでてうがいできないなどの
症状がでます、そこを透熱灸で「気」を入れ、しっかりさせれば筋肉は張らなくても良い状態に
なり動作で痛みはなくなります。
逆子の治療にも使う場合があります。
◆お灸の熱さ、気になる痕について
温灸は心地よい暖かさを感じていただけます、痕は残りません。
透熱灸は熱いというより一瞬チクっと感じますがその感じが残ることはありません。
腰痛などの重い症状の場合、最初は感じなく徐々に感じてくる場合もあります。
腱鞘炎など場所によっては心地よく感じる場合もあります。
お灸の痕ですが腰痛などの重い症状で継続して数か月間かかるような場合に体質によっては
2mm程度の色素沈着をおこす場合がありますが年齢問わずに必ず、きれいに元にもどりま
すので心配はいりません。

